2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧
「ピラミッドの目的は完成後の『用途』にあるのではなく、造るという『製作』過程そのものにあるのである」 『ピラミッドの謎』1975 クルト・メンデルスゾーン 物理学者、メンデルスゾーンの知見(ピラミッド公共事業説)は我が国でおびただしく造られた…
人種偏見、差別の強い白いアメリカで黒人の次に日系米人は強い差別を受けていた。大正13年5月31日 アメリカ大使館に隣接する空き地で割腹の自刃を遂げた無名の青年がいました。アメリカ国内では「反日機運」が強くなり、その年の4月に「排日移民法」が成立し…
いわゆる被差別部落。西は別所起源。東は義経追補のための関所が起源。大雑把に、こう言っていいかと思う。 菊池山哉の本を読んで知ったことだが、義経追補のために膨大な量の宣旨が頼朝から出されている。執拗である。関東の被差別部落はほとんどが旧街道沿…
一時のブームは去ったとはいえ毎月なにがしかの本が出版されている邪馬台国論。ずっと以前から気になってはいたが今回、氏の著作を読んで、まとめて見て(ようつべの豊の国古代史研究会)、秀逸な邪馬台国論になっているので取り上げたい。 九州に2王朝が並…
これは以前紹介した「黒人→白人→黄色人」(高野信夫)の回答とも思える書だ。現生人類は約5万年前、アフリカで発生した。黒人アフリカ人の突然変異によりアルピノが生まれ、被差別集団が形成された。彼らは、差別に耐えかねてアフリカを脱出した。そして、北…
この本には、日本国民のみなさんが知ったら、卒倒しかねないことがたくさん書かれています。しかし、それらはすべて、公文書にもとづく疑いようのない事実なのです。なかでも驚かされるのは、1950年6月の朝鮮戦争・勃発以来、アメリカの周到な計画のもとでむ…
今回は「陰謀論」について取り上げたい。もちろん私の立場は、それは歴然とある。まずはこの本を読みなさいというものだ。「日本の読者の皆様へ」とのまえがきがすべてを語る。 「エズラ・パウンドは第2次世界大戦中にラジオ放送を通じて告発を行ったがゆえ…
綿密な聞取り調査による、首狩りの実際の生々しい報告と考察。日本人の先祖・古代倭族の儀式「人頭祭」と、1950年代まで行なわれた雲南ワ族の稲作儀礼としての首狩り、さらに、わが国における人間犠牲を比較検証し、その意味を明らかにする。 民俗学者として…
ノストラダムスが田中角栄のことを予言していた、と聞くとあなたは笑うだろうか。ここは前回紹介した元・一橋大学の先生である中村恵一氏の解説を聞こうではないか。問題の詩は以下である。 9章の65月の角にもどってやってくる外国の地で、受け取られ、預け…
何を隠そう、大きな声では言えないが私は「九州王朝」信奉者である。日本古代史に興味を持って〇十年、新刊にもできるだけ目を通しているが何といっても昔の本を引っ張り出しての再読が多くなる。そんな中で、ダントツの再読率を誇るのがこの本の著者、古田 …
日本語の起源を弥生時代とする従来の説を排し、その濫觴を縄文時代に求めた本書は、“日本語の誕生"のみならず、いわゆる上代特殊仮名遣い、連濁・四つ仮名現象、アクセントの発生、方言分布など、日本語学における難問をここに解き明かした記念碑的労作。 本…
著者、金子 彰生氏は明治34年(1901)1月26日東京日本橋に生まれる。大正15年(1926)1月16日、箱根登山電車脱線転落のさい乗り合わせて遭難、多数の死者の中でただ一人の無事生存者となる。その後「生と死」に深く興味を覚え、山田耕筰先生の『生まれ月の神秘』…
原書刊行は1970年。タイトルは『叙事詩カミカゼ』。特攻に思いを馳せたフランス人がいた。 その目の付けどころと精神性の深さが迫ってくる。 第9章「彼らの教えてくれたもの」 「日本と日本人がアメリカのプラグマティズムと正面衝突をし、そして戦争末期の…
ノストラダムスについては外国の物も(フランス語は読めないが)含めほとんど読んでいる。ノストラダムスは相変わらず私の中では断トツのナンバーワンである。そう考えるに至ったのは今回取り上げる元・一橋大学の先生である中村恵一氏の本を読んだからであ…
はじめに断っておきたいのは私は現在、カナダに対しては特別な感情を持っていないこと。特に私の姉が現在、カナダに住んでいることを強調しておきたい。だがこの本を読むとやはり白人種の人種差別の凄さを感じざるをない。 当時のキング首相と自由党のマッケ…
この共同通信の事件記者が富山県に赴任したとき、在住の大学教授からここ富山に不思議なものがあるよと教えられて全てが始まった。それは東経137度11分の経線上に日本海側から太平洋側にかけて連なる「羽根」という地名のラインだ。いっぺん地図で見ることを…
とにかく目からうろこの知見が満載である。日本もスパイ活動をやっていた。日本側の責任者は、須磨弥吉郎特命全権スペイン大使。スペイン・マドリードを拠点にその活動はTOと名付けられた。世界中でスパイ活動をしており、アメリカの動きを逐一日本に伝えて…
工場内部をかくす航空兵器会社。スイス税関の非情な検査。日本人同士のあつれき。 帰国への不安―プロペラ設計技師・佐貫亦男のすごした苛烈なドイツ。 1941年4月、プロペラ技術の購入で再度ドイツを訪れた佐貫技師は、1943年11月まで滞在し、同盟国と中立国…