2023-03-02から1日間の記事一覧

天皇のスパイ 2009 高橋 五郎 (著) 学研プラス “天皇のスパイ”と呼ばれる男がいた。第二次大戦中、二重三重スパイとして、世界を股にかけた男、アンヘル・アルカッサル・デ・ベラスコ。なぜ、大日本帝国は、アジア各地から莫大な財宝「黄金の百合」を収奪したのか?なぜ、ドイツと日本は戦争に“負けなければならなかった”のか?そして、天皇とはいったい何者なのか?ベラスコが生前、語った驚くべき情報をもとに、現代日本と世界を覆うタブーを抉り出す。前作『天皇の金塊』、『天皇の金塊とヒロシマ原爆』の原点とも

とにかく目からうろこの知見が満載である。日本もスパイ活動をやっていた。日本側の責任者は、須磨弥吉郎特命全権スペイン大使。スペイン・マドリードを拠点にその活動はTOと名付けられた。世界中でスパイ活動をしており、アメリカの動きを逐一日本に伝えて…

追憶のドイツ―ナチス・空襲・日本人技師 1991 佐貫 亦男 (著) 酣燈社 首都に降る爆弾。技術購入交渉の難航。

工場内部をかくす航空兵器会社。スイス税関の非情な検査。日本人同士のあつれき。 帰国への不安―プロペラ設計技師・佐貫亦男のすごした苛烈なドイツ。 1941年4月、プロペラ技術の購入で再度ドイツを訪れた佐貫技師は、1943年11月まで滞在し、同盟国と中立国…