2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

銅鐸民族の悲劇: 戦慄の古墳時代を読む 2010 臼田 篤伸 (著) 彩流社 巨大古墳の出現と時を合わせて銅鐸文化は消滅した。天孫族の九州から大和への侵出は“神武東征”に象徴された“民族戦争”であり、敗者である銅鐸民族は奴隷として強制労働に駆り立てられ、巨大古墳作りの労働力とされた 。巨大古墳群は被征服民族・銅鐸民族の奴隷労働の結果であり、そこは同時に古代日本版「収容所群島」だった。古墳時代“消耗システム論”を立証した異色の書。

「ピラミッドの目的は完成後の『用途』にあるのではなく、造るという『製作』過程そのものにあるのである」 『ピラミッドの謎』1975 クルト・メンデルスゾーン 物理学者、メンデルスゾーンの知見(ピラミッド公共事業説)は我が国でおびただしく造られた…

なぜアメリカは日本に二発の原爆を落としたのか (PHP文庫) 文庫 – 2014/8/4日高 義樹 (著)  「戦争を早く終わらせるための原爆投下」は、やはりウソだった。 新たな記録の発掘をもとに、日本人が目を背けてきた真実を明らかにする。

人種偏見、差別の強い白いアメリカで黒人の次に日系米人は強い差別を受けていた。大正13年5月31日 アメリカ大使館に隣接する空き地で割腹の自刃を遂げた無名の青年がいました。アメリカ国内では「反日機運」が強くなり、その年の4月に「排日移民法」が成立し…

鉄と俘囚の古代史 《増補版》 蝦夷「征伐」と別所 柴田弘武 (著) 彩流社 (1989/9/1) 坂上田村麻呂の蝦夷「征伐」は、歴史書で流布されている現実とは違っている。鉄をめぐる五百年戦争で大和朝廷の捕虜となった東北の産鉄民の移配地=別所説をとる著者が文献と現地調査をもとに隠された古代史の謎に挑む。

いわゆる被差別部落。西は別所起源。東は義経追補のための関所が起源。大雑把に、こう言っていいかと思う。 菊池山哉の本を読んで知ったことだが、義経追補のために膨大な量の宣旨が頼朝から出されている。執拗である。関東の被差別部落はほとんどが旧街道沿…

「魏志倭人伝を解く」序章 倭歌が解き明かす古代史 邪馬台国田川説の濫觴 福永晋三 同時代社 2021.9 九州王朝論の完成形?

一時のブームは去ったとはいえ毎月なにがしかの本が出版されている邪馬台国論。ずっと以前から気になってはいたが今回、氏の著作を読んで、まとめて見て(ようつべの豊の国古代史研究会)、秀逸な邪馬台国論になっているので取り上げたい。 九州に2王朝が並…

古代アフリカエジプト史への疑惑 (1974年) 木村 愛二 (著) 人類文明の母としてのアフリカ

これは以前紹介した「黒人→白人→黄色人」(高野信夫)の回答とも思える書だ。現生人類は約5万年前、アフリカで発生した。黒人アフリカ人の突然変異によりアルピノが生まれ、被差別集団が形成された。彼らは、差別に耐えかねてアフリカを脱出した。そして、北…

日本はなぜ、「戦争ができる国」になったのか 2016 矢部 宏治 (著) 集英社 ベストセラーになった前作(『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』)を、はるかに上まわる衝撃の事実! 日本の戦後史に、これ以上の謎も闇も、もう存在しない

この本には、日本国民のみなさんが知ったら、卒倒しかねないことがたくさん書かれています。しかし、それらはすべて、公文書にもとづく疑いようのない事実なのです。なかでも驚かされるのは、1950年6月の朝鮮戦争・勃発以来、アメリカの周到な計画のもとでむ…

「民間が所有する中央銀行(主権を奪われた国家アメリカの悲劇)」(ユースマス・マリンズ)秀麗社 (1995/7/1) 合衆国の中央銀行の陰謀に包まれた起源を明らかにし、同時に、それは世界的なシオニスト帝国主義とテロリズムの基本的な道具であるという事実を公開する。秘密にされた強力な連邦準備制度について記した唯一の歴史書。

今回は「陰謀論」について取り上げたい。もちろん私の立場は、それは歴然とある。まずはこの本を読みなさいというものだ。「日本の読者の皆様へ」とのまえがきがすべてを語る。 「エズラ・パウンドは第2次世界大戦中にラジオ放送を通じて告発を行ったがゆえ…

「弥生人の先祖は首狩りをしていた?」 稲作儀礼と首狩り 1995 鳥越 憲三郎 (著) 雄山閣出版

綿密な聞取り調査による、首狩りの実際の生々しい報告と考察。日本人の先祖・古代倭族の儀式「人頭祭」と、1950年代まで行なわれた雲南ワ族の稲作儀礼としての首狩り、さらに、わが国における人間犠牲を比較検証し、その意味を明らかにする。 民俗学者として…

「ノストラダムスについて、掘り下げることに世界で最も成功した日本人……それは五島勉ではなかった…」 ノストラダムスの聖予言―私はついに1999年以後の人類の運命を解読した! 1983 中村 恵一 (著) 集英社

ノストラダムスが田中角栄のことを予言していた、と聞くとあなたは笑うだろうか。ここは前回紹介した元・一橋大学の先生である中村恵一氏の解説を聞こうではないか。問題の詩は以下である。 9章の65月の角にもどってやってくる外国の地で、受け取られ、預け…

日本の秘密 「君が代」を深く考える 2000古田 武彦 (著) 五月書房 「君が代」は大和王朝の歌ではなかった!壮大な構想力と日々の研鑚から明らかにされた驚くべき異形の古代史。国歌「君が代」を古代史の観点から考えた問題の書。

何を隠そう、大きな声では言えないが私は「九州王朝」信奉者である。日本古代史に興味を持って〇十年、新刊にもできるだけ目を通しているが何といっても昔の本を引っ張り出しての再読が多くなる。そんな中で、ダントツの再読率を誇るのがこの本の著者、古田 …

縄文語の発見 1991 小泉保 (著) 青土社 解き明かされた日本語の謎

日本語の起源を弥生時代とする従来の説を排し、その濫觴を縄文時代に求めた本書は、“日本語の誕生"のみならず、いわゆる上代特殊仮名遣い、連濁・四つ仮名現象、アクセントの発生、方言分布など、日本語学における難問をここに解き明かした記念碑的労作。 本…

「社会はすべて数から成り立っている」ピタゴラス 数霊―数が決める運命 昭40 金子 彰生 (著) オリオン社

著者、金子 彰生氏は明治34年(1901)1月26日東京日本橋に生まれる。大正15年(1926)1月16日、箱根登山電車脱線転落のさい乗り合わせて遭難、多数の死者の中でただ一人の無事生存者となる。その後「生と死」に深く興味を覚え、山田耕筰先生の『生まれ月の神秘』…

「神風」(1972年) (ハヤカワ・ノンフィクション) ベルナール・ミロー (著), 内藤 一郎 (翻訳)

原書刊行は1970年。タイトルは『叙事詩カミカゼ』。特攻に思いを馳せたフランス人がいた。 その目の付けどころと精神性の深さが迫ってくる。 第9章「彼らの教えてくれたもの」 「日本と日本人がアメリカのプラグマティズムと正面衝突をし、そして戦争末期の…

「ノストラダムスについて、掘り下げることに世界で最も成功した日本人……それは五島勉ではなかった…」 ノストラダムス予言の構造 1982 中村恵一 (著) 新思索社

ノストラダムスについては外国の物も(フランス語は読めないが)含めほとんど読んでいる。ノストラダムスは相変わらず私の中では断トツのナンバーワンである。そう考えるに至ったのは今回取り上げる元・一橋大学の先生である中村恵一氏の本を読んだからであ…

カナダ日系移民の軌跡―移民の歴史から問い直す国家の意味 (人間の科学叢書) 2003 吉田 忠雄 (著) カナダと日本、二つの母国の狭間で翻弄された日系移民の足跡をたどり、国家の名による「小さな」失策が多くの人々の運命を「大きく」狂わせるものであることを警告する。カナダ首相出版賞特別賞を受賞した93年刊の増補版。

はじめに断っておきたいのは私は現在、カナダに対しては特別な感情を持っていないこと。特に私の姉が現在、カナダに住んでいることを強調しておきたい。だがこの本を読むとやはり白人種の人種差別の凄さを感じざるをない。 当時のキング首相と自由党のマッケ…

「2003年以前か以後か、それほど重要な著作、竹内文書」 「竹内文書」の謎を解く―封印された超古代史 2003/11/1布施 泰和 (著)成甲書房

この共同通信の事件記者が富山県に赴任したとき、在住の大学教授からここ富山に不思議なものがあるよと教えられて全てが始まった。それは東経137度11分の経線上に日本海側から太平洋側にかけて連なる「羽根」という地名のラインだ。いっぺん地図で見ることを…

天皇のスパイ 2009 高橋 五郎 (著) 学研プラス “天皇のスパイ”と呼ばれる男がいた。第二次大戦中、二重三重スパイとして、世界を股にかけた男、アンヘル・アルカッサル・デ・ベラスコ。なぜ、大日本帝国は、アジア各地から莫大な財宝「黄金の百合」を収奪したのか?なぜ、ドイツと日本は戦争に“負けなければならなかった”のか?そして、天皇とはいったい何者なのか?ベラスコが生前、語った驚くべき情報をもとに、現代日本と世界を覆うタブーを抉り出す。前作『天皇の金塊』、『天皇の金塊とヒロシマ原爆』の原点とも

とにかく目からうろこの知見が満載である。日本もスパイ活動をやっていた。日本側の責任者は、須磨弥吉郎特命全権スペイン大使。スペイン・マドリードを拠点にその活動はTOと名付けられた。世界中でスパイ活動をしており、アメリカの動きを逐一日本に伝えて…

追憶のドイツ―ナチス・空襲・日本人技師 1991 佐貫 亦男 (著) 酣燈社 首都に降る爆弾。技術購入交渉の難航。

工場内部をかくす航空兵器会社。スイス税関の非情な検査。日本人同士のあつれき。 帰国への不安―プロペラ設計技師・佐貫亦男のすごした苛烈なドイツ。 1941年4月、プロペラ技術の購入で再度ドイツを訪れた佐貫技師は、1943年11月まで滞在し、同盟国と中立国…