2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

土偶を読む――130年間解かれなかった縄文神話の謎 – 2021 竹倉 史人 (著) 晶文社 ・縄文時代に大量に作られた素焼きのフィギュア=「土偶」。 日本列島においては1万年以上前に出現し、2千年前に忽然とその姿を消した。 現代までに全国各地で2万点近くの土偶が発見されている。

130年間解かれなかったという縄文土偶の謎を全面的に解き明かすことに著者は成功している。鮮やかである。語り口もわかりやすく丁寧でよい。世評も高いようだ。 「土偶は食用植物と貝類をかたどっている」 言われてみればそうだ。縄文人たちがそんなに難しい…

法隆寺は移築された―太宰府から斑鳩へ 1991米田 良三 (著) 新泉社 世界最古の木造建築、法隆寺の五重塔や金堂は九州大宰府から移築された。

法隆寺の資材帳や昭和の解体修理工事報告書などを詳細に検討、三十三間堂・観世音寺の謎も解明。倭国の文化と聖徳太子の原像を描き出す。 建築家である著者の結論は、法隆寺は九州大宰府から移築されたというもの。名高い法隆寺の再建・非再建論争のことは知…

世界史のなかの明治維新 (岩波新書 黄版) 芝原 拓自 1977 二百数十年つづいた幕藩体制を一挙にくつがえし、日本の近代国家を産み出した明治維新。この歴史的大変革をひき起したものは何であったか。 19世紀後半の世界とアジア・日本をめぐる国際情勢との密接なかかわりを明らかにしながら、幕府の倒壊、維新政権の樹立から自由民権運動生成期にいたる 歴史過程を描き出す。

世界史のなかの、「奇跡としての」明治維新。わたしの読後感である。苦労があったとかそういうレベルではない。四面楚歌? それとも違う。とにかく何もなかったのだなという印象。おまけに土台自体なくなってるのだから。明治の最初の10年間が凄すぎる。 安…

■朝鮮は世界一貧乏だっただけでなく、技術も資源もなにもなかったのだから日本の力なしに急成長などできるわけがない ◆THE NEW KOREA―朝鮮(コリア)が劇的に豊かになった時代 アレン・アイルランド(著)桜の花出版 (2013/8/26)

◆李朝鮮時代は良かった、日本統治のせいで台無しになった。 と韓国人は主張するが、そのすべてが嘘である事がこの本を読めばわかる。 韓国人が本書の内容を認めようが認めまいが、そんなことはもはやどうでもいいと思います。←ここポイント!! 彼らは反日プ…

敗戦は罪なのか オランダ判事レーリンクの東京裁判日記 三井 美奈 2021 産経新聞出版 “第2のパル"が見た日本人と「勝者の裁判」

まさにタイトル通り。インドのパル判事に次ぐ東京裁判判事団の叛乱である。ただパル判事の場合は被告全員無罪であったものがレーリングの場合はかなり違う。 多数派の判事の判決の要旨を見るにつけ、私はそこに自分の名を連ねることに嫌悪の念を抱くようにな…

(討つ相手は)家康様とばかり思っておりました 【本城惣右衛門覚書】天理図書館報、『ビブリア NO.57 昭和49年6月』所収

今回は【本城惣右衛門覚書】を取り上げたい。本能寺の変の現場にいた明智光秀配下の武士が残した唯一の記録として有名な「本城惣右衛門覚書」。惣右衛門の晩年の回想録(聞き書き)。惣右衛門は丹波の地侍で、丹波攻略後は光秀に従った。覚書は、本能寺の変…

古代朝鮮語で日本の古典は読めるか (古代文化叢書) 1994/8/1西端 幸雄 (著) 大和書房 古代朝鮮語で日本の古典は読めるという藤村由加・李寧煕・朴炳植の解釈を徹底的に批判する。

「古代朝鮮語」で云々 すでにその段階でダメ 古代朝鮮語なるものは存在しない。 新羅のリトのことを言いたいんだろうが、金石文でいくつか残ってるだけで 日本語のルーツを解明できるほどの量がない。 古代朝鮮語は断片的には残っているのだが、日本書紀!な…

ヒトラーの遺言: 1945年2月4日―4月2日 2011 原書房 Martin Bormann (原名), 篠原 正瑛 (翻訳), マルティン ボルマン 第三帝国壊滅に直面したヒトラーが、ヨーロッパ、そして世界の現状と将来への見通しを腹蔵なく吐露。第一の側近が正確に書きとどめた世紀の独裁者の思想のエッセンス。訳者による時代背景を中心とした詳細解説つき。

「我々にとって日本は如何なる時でも友人であり、そして、盟邦でいてくれるであろう。この戦争の中で我々は日本を高く評価するとともに、いよいよ益々尊敬することを学んだ。この共同の戦いを通して、日本と我々との関係は更に密接な、そして堅固なものとな…

「超画期的な至高の人種理論」」 「黒人→白人→黄色人」(高野信夫 ←浜松日赤病院の皮膚科の医者 この著作はここがミソ) 三一書房 1977

ズバリ言おう。白人とは黒人の白子である。アフリカを何度も周遊し、自身、浜松日赤病院の皮膚科の医者である著者がたどり着いた結論である。「人種」とは驚くほど最近に発生した。 最初の人類は黒人で、アフリカにおいて発生した。5万年まえに「出アフリカ…

「邪馬台国は北九州以外、考えられない…」 倭人の絹―弥生時代の織物文化 – 1995/1/1布目 順郎 (著) 吉野ケ里など、多くの考古遺跡から出土した数多くの発掘資料、文献資料をもとに弥生時代の絹・布織物を考察。「魏志倭人伝」に記された倭錦、 野生人の衣服とそのデザインにも言及し、出土分布状況から、当時の絹の生産地や邪馬台国の所在地も推理する。

とにかく繊維の最高権威である。絹繊維の断面の計測値から産地、年代を特定するという技法を編み出した著者には世界中から鑑定依頼が殺到しているとのこと。絹にこんなにも種類があるのも驚きだった。 静岡県菊川町の白岩遺跡(弥生後期)出土の紡具かせの形…

「ユダヤは色々と面倒くさい…」 ユダヤ問題と日本の工作 海軍・犬塚機関の記録 著者 犬塚きよ子 東京 日本工業新聞社1982.9大手町ブックス

本書の筆者はかの海軍・犬塚機関、犬塚惟重大佐の奥方であり、第一秘書である。犬塚氏は日本帝国の対ユダヤ人対策の最前線にいた人物であり、その秘書であった著者の証言は非常に重要なものと言えるだろう。ユダヤ人を排撃しようとするナチとのせめぎ合い、…

「楽天的な余りにも楽天的なユダヤ起源論!」 日本とユダヤ/魂の隠された絆―日本人の霊力を呼び覚ますユダヤ人の叡智! 中丸 薫 , ラビ・マーヴィン トケイヤー Rabbi Marvin Tokayer 2007/1/1 徳間書店

よくあるユダヤ起源論を展開するだがトケイヤー氏だが、秦氏は数が多すぎるのではないか? 日本最古の戸籍 7世紀の時点で九州にうじゃうじゃいる。常々考えるのだが、渡来人って結局のところ、九州王朝政権の人のことだと思う。この件に関しては後述。かつて…

利根川民俗誌 – 2022 筒井功 (著) 河出書房新社 赤松宗旦『利根川図志』、柳田国男『故郷七十年』でも知られる彼らの故地、民俗学のふるさと、布川。そこから上流へ、また下流・銚子へ、大利根川畔の過去と現在を逍遥する民俗紀行。

注目したのは幼い頃、徳満寺で柳田国男が見て今も残ってるという絵馬のこと。 「その図柄は、産褥の女が鉢巻きを締めて生まれたばかりの嬰児を抑えつけているという悲惨なものであった。障子にその女の影絵が映り、それには角が生えている。 その傍に地蔵様…

忍びの者 その正体 ; 忍者の民俗を追って 2021/ 筒井功 (著) 河出書房新社 忍者の実態のリアリズム。実像を追う。

北条配下の風魔一党、猿引・植田次兵衞、伊賀・甲賀の単郭方形城郭から、伊達氏の黒脛巾組と会津・摺上原の合戦。コラム、図版多数の実証研究。 高知県幡多郡黒潮町加持(かもち)字猿飼ーー 土佐一条氏が居城を構えていた中村の市街から北東へ10キロほどに…