2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧
130年間解かれなかったという縄文土偶の謎を全面的に解き明かすことに著者は成功している。鮮やかである。語り口もわかりやすく丁寧でよい。世評も高いようだ。 「土偶は食用植物と貝類をかたどっている」 言われてみればそうだ。縄文人たちがそんなに難しい…
法隆寺の資材帳や昭和の解体修理工事報告書などを詳細に検討、三十三間堂・観世音寺の謎も解明。倭国の文化と聖徳太子の原像を描き出す。 建築家である著者の結論は、法隆寺は九州大宰府から移築されたというもの。名高い法隆寺の再建・非再建論争のことは知…
世界史のなかの、「奇跡としての」明治維新。わたしの読後感である。苦労があったとかそういうレベルではない。四面楚歌? それとも違う。とにかく何もなかったのだなという印象。おまけに土台自体なくなってるのだから。明治の最初の10年間が凄すぎる。 安…
◆李朝鮮時代は良かった、日本統治のせいで台無しになった。 と韓国人は主張するが、そのすべてが嘘である事がこの本を読めばわかる。 韓国人が本書の内容を認めようが認めまいが、そんなことはもはやどうでもいいと思います。←ここポイント!! 彼らは反日プ…
まさにタイトル通り。インドのパル判事に次ぐ東京裁判判事団の叛乱である。ただパル判事の場合は被告全員無罪であったものがレーリングの場合はかなり違う。 多数派の判事の判決の要旨を見るにつけ、私はそこに自分の名を連ねることに嫌悪の念を抱くようにな…
今回は【本城惣右衛門覚書】を取り上げたい。本能寺の変の現場にいた明智光秀配下の武士が残した唯一の記録として有名な「本城惣右衛門覚書」。惣右衛門の晩年の回想録(聞き書き)。惣右衛門は丹波の地侍で、丹波攻略後は光秀に従った。覚書は、本能寺の変…
「古代朝鮮語」で云々 すでにその段階でダメ 古代朝鮮語なるものは存在しない。 新羅のリトのことを言いたいんだろうが、金石文でいくつか残ってるだけで 日本語のルーツを解明できるほどの量がない。 古代朝鮮語は断片的には残っているのだが、日本書紀!な…
「我々にとって日本は如何なる時でも友人であり、そして、盟邦でいてくれるであろう。この戦争の中で我々は日本を高く評価するとともに、いよいよ益々尊敬することを学んだ。この共同の戦いを通して、日本と我々との関係は更に密接な、そして堅固なものとな…
ズバリ言おう。白人とは黒人の白子である。アフリカを何度も周遊し、自身、浜松日赤病院の皮膚科の医者である著者がたどり着いた結論である。「人種」とは驚くほど最近に発生した。 最初の人類は黒人で、アフリカにおいて発生した。5万年まえに「出アフリカ…
とにかく繊維の最高権威である。絹繊維の断面の計測値から産地、年代を特定するという技法を編み出した著者には世界中から鑑定依頼が殺到しているとのこと。絹にこんなにも種類があるのも驚きだった。 静岡県菊川町の白岩遺跡(弥生後期)出土の紡具かせの形…
本書の筆者はかの海軍・犬塚機関、犬塚惟重大佐の奥方であり、第一秘書である。犬塚氏は日本帝国の対ユダヤ人対策の最前線にいた人物であり、その秘書であった著者の証言は非常に重要なものと言えるだろう。ユダヤ人を排撃しようとするナチとのせめぎ合い、…
よくあるユダヤ起源論を展開するだがトケイヤー氏だが、秦氏は数が多すぎるのではないか? 日本最古の戸籍 7世紀の時点で九州にうじゃうじゃいる。常々考えるのだが、渡来人って結局のところ、九州王朝政権の人のことだと思う。この件に関しては後述。かつて…
注目したのは幼い頃、徳満寺で柳田国男が見て今も残ってるという絵馬のこと。 「その図柄は、産褥の女が鉢巻きを締めて生まれたばかりの嬰児を抑えつけているという悲惨なものであった。障子にその女の影絵が映り、それには角が生えている。 その傍に地蔵様…
北条配下の風魔一党、猿引・植田次兵衞、伊賀・甲賀の単郭方形城郭から、伊達氏の黒脛巾組と会津・摺上原の合戦。コラム、図版多数の実証研究。 高知県幡多郡黒潮町加持(かもち)字猿飼ーー 土佐一条氏が居城を構えていた中村の市街から北東へ10キロほどに…