2023-02-27から1日間の記事一覧

法隆寺は移築された―太宰府から斑鳩へ 1991米田 良三 (著) 新泉社 世界最古の木造建築、法隆寺の五重塔や金堂は九州大宰府から移築された。

法隆寺の資材帳や昭和の解体修理工事報告書などを詳細に検討、三十三間堂・観世音寺の謎も解明。倭国の文化と聖徳太子の原像を描き出す。 建築家である著者の結論は、法隆寺は九州大宰府から移築されたというもの。名高い法隆寺の再建・非再建論争のことは知…

世界史のなかの明治維新 (岩波新書 黄版) 芝原 拓自 1977 二百数十年つづいた幕藩体制を一挙にくつがえし、日本の近代国家を産み出した明治維新。この歴史的大変革をひき起したものは何であったか。 19世紀後半の世界とアジア・日本をめぐる国際情勢との密接なかかわりを明らかにしながら、幕府の倒壊、維新政権の樹立から自由民権運動生成期にいたる 歴史過程を描き出す。

世界史のなかの、「奇跡としての」明治維新。わたしの読後感である。苦労があったとかそういうレベルではない。四面楚歌? それとも違う。とにかく何もなかったのだなという印象。おまけに土台自体なくなってるのだから。明治の最初の10年間が凄すぎる。 安…

■朝鮮は世界一貧乏だっただけでなく、技術も資源もなにもなかったのだから日本の力なしに急成長などできるわけがない ◆THE NEW KOREA―朝鮮(コリア)が劇的に豊かになった時代 アレン・アイルランド(著)桜の花出版 (2013/8/26)

◆李朝鮮時代は良かった、日本統治のせいで台無しになった。 と韓国人は主張するが、そのすべてが嘘である事がこの本を読めばわかる。 韓国人が本書の内容を認めようが認めまいが、そんなことはもはやどうでもいいと思います。←ここポイント!! 彼らは反日プ…

敗戦は罪なのか オランダ判事レーリンクの東京裁判日記 三井 美奈 2021 産経新聞出版 “第2のパル"が見た日本人と「勝者の裁判」

まさにタイトル通り。インドのパル判事に次ぐ東京裁判判事団の叛乱である。ただパル判事の場合は被告全員無罪であったものがレーリングの場合はかなり違う。 多数派の判事の判決の要旨を見るにつけ、私はそこに自分の名を連ねることに嫌悪の念を抱くようにな…

(討つ相手は)家康様とばかり思っておりました 【本城惣右衛門覚書】天理図書館報、『ビブリア NO.57 昭和49年6月』所収

今回は【本城惣右衛門覚書】を取り上げたい。本能寺の変の現場にいた明智光秀配下の武士が残した唯一の記録として有名な「本城惣右衛門覚書」。惣右衛門の晩年の回想録(聞き書き)。惣右衛門は丹波の地侍で、丹波攻略後は光秀に従った。覚書は、本能寺の変…