2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

歴史教科書と日本の戦争 2002/不破 哲三 (著)小学館 「私の極私的・日本共産党論」

2002年度から使用される中学校の歴史教科書の中で、その是非をめぐって国内外に大きな波紋を巻き起こした『新しい歴史教科書』。結局、採択率はわずか0.036%にとどまったものの、問題はこれで終結した訳ではない。“自虐史観からの脱却”を謳い、「大東亜戦争…

周恩来『十九歳の東京日記』―1918.1.1~12.23 (小学館文庫) 1999/周 恩来 (著), 矢吹 晋 (編集), 鈴木 博 (翻訳) 「私の極私的・中国共産党論」

1917年から約1年7が月にわたり滞在した若き周恩来は、日々の出来事を詳細に日記に書きこんでいた。、約100年前の東京の景色とともにじっくりと味わえる一冊。 革命か、勉学か。悩める若き周恩来の東京留学日記が新たに公開され、このたび、その全文を本邦…

ロック音楽について、イギリス人の貢献について

今回はちょっと毛色が変わったこと、前からずっと考えていたことを書いてみたい。 人口5000万の国にしては、この国の影響力凄すぎないかと思うのである。ロック音楽について、イギリス人の貢献についてである。昔からロック好きである。しかも、ブリティ…

怪談の悦び (創元推理文庫 1992/ラドヤード・キプリング (著) 「彼等'They'」 南條 竹則訳 室生犀星集 童子―文豪怪談傑作選 (ちくま文庫) 2008/室生 犀星 (著), 東 雅夫 (編集)

ラドヤード・キプリング の「彼等'They'」という短編小説が無性に再読したくなった。探せばどこかにあるはずだが、見当たらない。近所の図書館で検索すれば、閉架にある。暑い中、さっそく借り出してきて再読。じつに30年ぶりの再会である。 感想は…凄すぎ…

ハワイ王国独立と日米総合戦争 1993/増田 俊男 (著)飛天出版 政党法を作ろう!反日テロ集団、チンピラ政治もどき団体はもういらない!

本書が経済評論家・増田俊男氏による処女出版であるらしい。扉に写真が載っているが、なかなかの2枚目である。薄い本だが、論点目白押しで読み応えがあった。 日本はこれから良くなる(2023/7/13)増田俊男の無料インターネットセミナー増田俊男チャンネル …

朝鮮戦争論――忘れられたジェノサイド (世界歴史叢書) 2014/ブルース・カミングス (著), 栗原泉 (翻訳), 山岡由美 (翻訳)明石書店 「迫りくる難民7500万人発生の恐怖…」

アメリカによる第二次世界大戦後の武力干渉のなかで、「最も」破壊的であった朝鮮戦争。この戦争はアメリカが世界の警察官へと変貌するきっかけとなった。アメリカ政界の事情や朝鮮半島の政治状況の経緯を凝縮して語り、「忘れられた戦争」の真実を抉り出す…

伊勢神宮 魅惑の日本建築 2009/井上 章一 (著) 「法隆寺はやはり移築されたんではないの、井上はん…」 付け足しの、法隆寺への精神史1994/2/1井上 章一 (著)弘文堂

おもしろい!!!さすがは建築学科出身だけのことはある。 面白いが結論はよくわからなかった。これは、井上章一氏が悪いわけではなく、さらに日本の建築学会の体質とも言えないと思った。日本の神殿建築はいかに始まったのか、いかなる土地からやってきたも…

史実・大久保石見守長安 (1977年) 北島 藤次郎 (著) 鉄生堂

東京都八王子市に在住の北島 藤次郎氏による傑作評伝である。大久保石見守長安は私も興味津々であって出版されてから数年後に古本屋でみつけすぐ買い求めたものである。1977年時点でかなり高齢であったとのこと。 昭和11年に創業の日本初の車いす製造会…

反日サヨクとロヒンギャ問題 この問題で一番悪いのはイギリスだよ。パレスチナ問題と一緒。

2023-06-16世界「民族」全史 衝突と融合の人類5000年史 宇山卓栄 (著) 日本実業出版社 746ページ2023/1/20 正に世界を網羅する、実に密度の濃い746ページだ。https://tennkataihei.hatenablog.com/entry/2023/06/16/224333 ここでロヒンギャをトピックと…

京都の歴史を足元からさぐる 洛北・上京・山科の巻 2019/1/31森 浩一 (著)学生社 「森浩一、賛江……」

日本の都として千年余の歴史を誇る古都・京都に秘められた歴史遺産の数々!洛北・上京・山科一帯に隠された歴史の跡を実地に歩きエピソードを綴る!有名な神社・寺院はもちろん、地元の人でも知らない歴史スポットにも光を当てた、森史学の集大成! 私が森浩一…