2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」(リスト編曲ピアノ版)(期間生産限定盤)グレン・グールド (アーティスト) 形式: CD 2016年

グレン・グールドの弾くベートーヴェン:交響曲第5番「運命」は長らく私のベスト愛聴盤である。 特に第2楽章、アンダンテ・コン・モトと第3楽章、スケルツォ アレグロが素晴らしい! 音が際立っている。この演奏にどっぷりはまっていてもはや、オーケストラ…

岸和田藩主、岡部家の当主の肩に、代々の肩に、(狼にかまれた)とおぼしき、噛み跡が残っている

民俗学者・大林太良の名著・邪馬台国 入墨とポンチョと卑弥呼(中公新書 1977)を読んでいて、倭人は文身をしていたとの記述から広がって、いろいろな例をあげているところ。 水中の動物から身を守るために竜の文身をする習俗は、このほかにもたくさんあ…

フィフィ(Fifi)は、なぜ韓国人(ちょうせんじん)が嫌いなのか? 俺も大嫌いなちょうせんじん。今回はあのフィフィがなぜ、嫌韓なのかについて考察してみた

フィフィ(FIFI)という、皆さんご存じであろうエジプト人ユウチューバーがいる。 フィフィ(FIFI)@FIFIchannel チャンネル登録者数 43.6万人•1951 本の動画 FIFI Official YouTube Channel ...さらに表示frontier-inc.tokyo、他 2 件のリンク チャンネル登…

関東に大王あり:稲荷山鉄剣の密室 (古田武彦・古代史コレクション) 2023/5/2 古田武彦 (著)ミネルヴァ書房 素晴らしい論証! 50年たっても色あせることはない…

稲荷山古墳から出土した鉄剣。鉄剣の主「乎獲居臣」を従えた「大王」とは。既成概念に与する事無く忠実に論証を重ね、関東に独自の国家権力が存在したという事実にたどりつく。巻末付録に現地講演録「関東の大王と稲荷山古墳の鉄剣」をあらたに所収。対話形…

今こそ、ヘレン・ミアーズ著 『アメリカの鏡・日本』を読もう! 東亜百年戦争の勝者としての日本… 大東亜戦争は植民地解放と人種差別撤廃に貢献した

アメリカの鏡・日本 完全版 (角川ソフィア文庫) 2015/ヘレン・ミアーズ (著), 伊藤 延司 (翻訳) GHQ労働諮問委員会の一員として来日したミアーズ。中立な立場で日本を研究してきた彼女にとって、「軍事大国日本」は西欧列強が自ら作り上げた誇張であった。ペ…

絶望の精神史 体験した「明治百年」の悲惨と残酷 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ) 1996/金子 光晴 (著) 詩人/人間の悲劇 ――金子光晴自伝的作品集 (ちくま文庫 か-47-4) 2023/8/9

詩人・金子光晴の散文が好きである。とくに終戦直後に書かれたこの2著がいい。 金子光晴は凄い。右でも左でもない、本当の自由人だ。明治をヒゲの時代だとするところもいい。 とりわけ私が感動するのは、気管支喘息の息子のために、徴兵検査をボイコットし…

カクレキリシタンの実像: 日本人のキリスト教理解と受容 2014/宮崎 賢太郎 (著)吉川弘文館 著者・宮崎 賢太郎氏の見解に全面的に同意する…

隠れてもいなければ、キリスト教徒でもなかった! オラショ(祈り)や諸行事に接し、日本民衆のキリスト教受容の実像に迫る。 ●宮崎 賢太郎:1950年、長崎市生まれ。東京大学文学部宗教学宗教史学科卒業。同大大学院人文科学研究科宗教学宗教史学修士課程中途退…

インパールの戦い ほんとうに「愚戦」だったのか (文春新書 1322) 2021/笠井 亮平 (著) インパール作戦が及ぼした世界史的な影響について考えたい

欧米で「東のスターリングラード」と称される死闘―― 「白骨街道」「無謀な作戦」「日本型組織の最大の失敗例」としていまだに語り継がれる太平洋戦争時に行われたインパール作戦。指揮官の無理な命令、補給の軽視など、ともすれば、日本軍の自滅としてのみと…

ポピュリズム大陸 南米 (日本経済新聞出版) Kindle版 外山尚之 (著) 日経BP 2023/6/15

元現地特派員による渾身のルポルタージュ! 機会の不平等による格差の再生産、貧困の連鎖で、ポピュリズムへの道を突き進む南米。南米と日本の「不平等と格差」は“程度の問題”に過ぎない。南米のリアルから日本の危機をも示す警告の書。 ここ5年以内に読ん…

南京大虐殺インチキウソ話全面批判! 榛葉英治 小説「城壁1964年 2020年再出版」をめぐる諸問題。

久しぶりに新刊本屋というところに行った。私にとっては驚異的な掘り出し物をみつけて嬉しくなってしまった。 なんと! 榛葉英治の「史偽・徳川家康」が文庫になってる! これは以前取り上げた、 2023-11-07家康の正妻 築山殿: 悲劇の生涯をたどる (平凡社新…

遥かなり馬冑: 楽浪郡から紀伊・大和への道 1987/日根 輝己 (著)アイペック  この著者の、この著書が凄い!

アマゾンレビューをみてもまったく振り返られていないようで非常に悲しい…全著作、すべてにレヴューが付いていない。 だが、私の読むところ、この和歌山新聞、元・記者の書く日本古代史本はどれもこれも鋭い。7冊くらいあるが、ぜんぶ凄い。 過去に1度取り…