2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「28年目の読後感。これはホントにひどい…」 天皇家の大秘密政策―日本史転覆のシナリオ 大和朝廷の出自隠し1300年の密謀 (超知ライブラリー) 1995/大杉 博 (著) 徳間書店 679年、吉野宮の会盟以後の歴史はすべて天皇家の出自を隠すための捏造の歴史だ。天皇家の出自はなぜわからなかったのか。それは天皇家自身が隠してしまったからである。なぜ、隠したのか。古代ユダヤ人が埋めたという「モーセの契約の箱」は本当に、四国剣山に存在するのか。1300年の時を超えて、今、日本史に仕掛けられていた未曾有の大秘密政

面白い本が部屋を掃除したら出てきて、28年ぶりに、しばし読みふけってしまった。あの時、確か、考古学好きの日本古代史好きの高校生であったかと思う。本書で覚えているのは2点。邪馬台国はもしかしたら四国にあったのかもな、ということが一つ。(私は当時…

「どっちが、フェイクニュース??」 八ッ場ダムと倉渕ダム 2020/相川 俊英 (著) 緑風出版

敗戦直後に計画された群馬県の八ッ場ダムは、時代が変わり、ダムの必要性が無くなり、民主党が建設中止を掲げ総選挙で政権を獲得しながらも、国の河川行政を転換できず河川官僚の陥穽にはまり、安倍政権によって完成されてしまった。一方、倉渕ダムは、地域…

マッカーサーに語ったこと「昭和天皇「独白録」の弁明」 狂気と王権 (講談社学術文庫) 井上章一 (著) (2008/2/10) 元女官長の不敬事件、虎ノ門事件、田中正造直訴事件、あるいは明治憲法制定史、昭和天皇「独白録」の弁明など、近代天皇制をめぐる事件に「精神鑑定のポリティクス」という補助線を引くと、いったい何が見えてくるか。「反・皇室分子=狂人」というレッテル貼り。そして、「狂気の捏造」が君主に向けられる恐れはなかったのか?独自の視点で読み解くスリリングな近代日本史。

全編素晴らしいが、特に興味深い、第7章 マッカーサーに語ったこと「昭和天皇「独白録」の弁明」、第8章 皇位簒奪というイリュージョン「秩父宮と226事件」を取り上げたい。 昭和20年9月27日。昭和天皇とマッカーサー、二人が初めて会ったとき、昭和天皇が言…

日本に古代はあったのか (角川選書) 2008/7/10 井上 章一 (著) 、藤原不比等1997/3/1いき 一郎 (著) 三一書房

日本では明治以後、武家の台頭が中世の起点となるが、中国の中世は日本より数世紀先んじている。一方、西洋には古代がない国もある。北欧やドイツには古代がなく、中世から始まる。地中海世界の古代から周辺世界の中世へとつながる流れを、中心世界であった…

前方後円墳と神社配置―古代史の聖三角形〈2〉 (ロッコウブックス) 1987/三橋 一夫 (著)六興出版 前方後円墳の配置に見出される「聖三角形」が、古代史の謎を次々に解き明かす。神話とされていた神武東征を始め、「欠史八代」の真偽に迫る第2弾。

たまたま、2冊目の本作をタイトルに挙げたが、これは3冊まとめてじつに驚くべき本である。日本地図の、前方後円墳、神社などにひたすら線を引く。浮かび上がってきたものは、「聖三角形」だという。その三角形のなかでも、形が微妙に違い、3種類に分けら…

作家と風土 (1956年) 岡田 喜秋 (著) 築地書館 石川啄木と円錐火山 ー自然美と宗教についてー

1926(大正15)年、東京生まれ。作家。旧制松本高校を経て、1947(昭和22)年、東北大学経済学部卒業。日本交通公社に入社し、1959(昭和34)年より12年間、雑誌『旅』編集長を務める。雑誌編集者時代から日本各地を取材して、数多くの紀行文を発表。日本交通公社…

第三帝国 ある独裁の歴史 (角川新書) 2021/ウルリヒ・ヘルベルト (著), 小野寺 拓也 (翻訳) ヒトラーは東欧をいかに改造したか? 統治の全貌が明らかに。世界最高峰、最新研究を踏まえた入門書、ついに邦訳! 国民懐柔のために東欧は生贄にされた。

このテーマはとにかく我が日本では、翻訳者がくせ者である。あとがきで、日韓の戦後処理に言及したり、あまつさえ「従軍慰安婦」について述べたりする連中は勘弁したい。本書の小野寺 拓也氏は大丈夫そうである。私の判断の基準、それは反日バカ左翼か、そう…

中国の戦争宣伝の内幕: 日中戦争の真実 2009/フレデリック・ヴィンセント ウイリアムズ (著), Frederic Vincent Williams 芙蓉書房出版, 『暗黒大陸中国の真実』のラルフ・タウンゼントだけではなかった!70年前、支那事変前後の中国の真実の姿を訴え続けたアメリカ人ジャーナリストがいた。宣伝工作に巧みな蒋介石軍に対して、いかにも宣伝下手な日本人。日米関係の悪化を懸念しながら発言を続けたウィリアムズは真珠湾攻撃後にタウンゼントと同じく逮捕投獄された。

1938年でニューヨークで出版。少ないながらこんなアメリカ人もいたんだというところに驚く。親日的な外国人ユーチューバーの番組を見るときのような安堵感がある。『暗黒大陸中国の真実』のラルフ・タウンゼントと共に、真珠湾攻撃後、逮捕され拘留されたと…

村八分  2022/礫川 全次 (著) 河出書房新社     同調圧力、自粛警察という言葉とともに、村八分が注目されている。日本の精神風土に顕著な制裁行為の歴史を初めてたどる研究書。

近現代史に独特の視点を持つ著者の本はほとんど読んできた。今回も面白かったので取り上げてみる。なお、この著者はブログも面白いので、覗いてみることを進める。 村八分の定義から。戦中から戦後にかけて、東京都南多摩郡恩方村の戸数14の集落に居を定め…

縄文文明と中国文明 (PHP新書) 2020/関 裕二 (著) 日本列島は文明の吹きだまりだから、中国から多くの知識や技術が流れ着いた。当然、古代日本の文物のほとんどは中国や朝鮮半島に由来すると信じられてきた。しかし近年、縄文文化が見直され、現代にまでつながる「三つ子の魂」が縄文一万年の時代に形成されていた可能性が指摘されるようになってきた。 海の外から新たな文物が流入しても、縄文的な発想で取捨選択し、列島人にとって必要な物だけを選んでいたこと、さらに、工夫を加え、日本の風土に合わせて改良していった様子

この著者の歴史ものは数冊読んだことがあった。軽めのものを書いているという印象だった。それがどうだろう、冒頭のニクソン大統領の発言。「我々は、フランケンシュタインを生み出してしまったのかもしれない」大いに共感できるところがあったので取り上げ…

椿井文書―日本最大級の偽文書 (中公新書 (2584)) 2020/3/17 馬部 隆弘 (著)

椿井文書とは、もともと椿井村在住の椿井政隆(1770~1837)という人物による中世文書のコレクションとみなされていたが、これが稀代の偽書群だったのだ。その総数は数百点に及ぶという。政隆が単なる収集家ではなく古文書の作成まで行っていた可能性はすで…

解死人の風景 : 差別があたりまえだったころ 石瀧豊美 著 イシタキ人権学研究所 2003年 「身代わりの作法」と共同体  八兵衛地蔵に思う

元禄7年(1694年)、年の瀬のこと、福岡の町で、一人の浪人が身代わりに立ち、罪をかぶって処刑された。男の名は、森八兵衛。肥後の国出身の浪人だった。福岡の須崎で火事場の喧嘩から、唐人町の火消しが他町の火消し3人を殺すという事件が起きた。相手の町…

泥棒に後利益のある神社が千葉県にある。 「泥棒神社・建市神社」(日本民俗学神事編1より・大和書房 昭和51年、中山太郎著)

市原郡に武士村といふあり。彼地に、山高くして舟行の標となるあり。山上に古神祠あり。土俗相伝、神誓ありて盗賊を護すと。賊遁れて此山に匿るヽ時は見へず。故に盗神の称ありと。思ふに、跖が徒を祭れるにてもあらじ。此地、山深く人居稀にして亡命逃竄の…

ピラミッドに隠された天文学(新人物往来社1993年刊行) 倉橋 秀夫 (著) 7つのピラミッドがそれぞれ太陽系の天体を表している

30年前に書かれた本(1993)で15年くらい前に手に入れて初めて読んで、以来繰り返している本だ。レビューも多くない。完全に忘れ去られてるといったら失礼か。その間、ピラミッド関連の書籍も読み漁った。その上で、私の中ではピラミッド関連では本書が…

信濃安曇族の謎を追う―どこから来て、どこへ消えたか (近代文芸社新書) – 2007坂本 博 (著) 安曇の字義、彼らの交易ネットワーク、赦免と復活への道、明科廃寺の創建背景、観松院の菩薩半跏像、さ迷える川会神社を追って。

九州の博多で言う「おきゅうと」と東北の「エゴ」は同じものですか?どちらも海草から作るたべものらしいので。山形県、秋田県、新潟県、長野県安曇野地方で食されている「えご」「いご」「えごねり」「いごねり」も、形は少し異なるが紅藻類の海藻を用いる…