2023-04-08から1日間の記事一覧

解死人の風景 : 差別があたりまえだったころ 石瀧豊美 著 イシタキ人権学研究所 2003年 「身代わりの作法」と共同体  八兵衛地蔵に思う

元禄7年(1694年)、年の瀬のこと、福岡の町で、一人の浪人が身代わりに立ち、罪をかぶって処刑された。男の名は、森八兵衛。肥後の国出身の浪人だった。福岡の須崎で火事場の喧嘩から、唐人町の火消しが他町の火消し3人を殺すという事件が起きた。相手の町…