中国の戦争宣伝の内幕: 日中戦争の真実 2009/フレデリック・ヴィンセント ウイリアムズ (著), Frederic Vincent Williams 芙蓉書房出版, 『暗黒大陸中国の真実』のラルフ・タウンゼントだけではなかった!70年前、支那事変前後の中国の真実の姿を訴え続けたアメリカ人ジャーナリストがいた。宣伝工作に巧みな蒋介石軍に対して、いかにも宣伝下手な日本人。日米関係の悪化を懸念しながら発言を続けたウィリアムズは真珠湾攻撃後にタウンゼントと同じく逮捕投獄された。

1938年でニューヨークで出版。
少ないながらこんなアメリカ人もいたんだというところに驚く。
親日的な外国人ユーチューバーの番組を見るときのような安堵感がある。
暗黒大陸中国の真実』のラルフ・タウンゼントと共に、真珠湾攻撃後、逮捕され拘留されたという。

 

ヴィンセント ウイリアムズは何もかもお見通しである。

 

蔣介石が日本軍の通路を防ぐ目的で苦し紛れで黄河の堤防を破壊し、九州に匹敵する面積の地方を水浸しにして中国人民に多大な損失をもたらしたこと。
線路の上に泣いて裸で座ってる赤ん坊の写真(日本軍の爆撃でそうなったとキャプションがつけられ世界中にばらまかれた)がトリック写真であること。
満州国は不毛の大地に日本が作り出した桃源郷であることを。「日本は満州でサンタクロースになってる(笑)とまで言ってる」
日本に任せておけばいいのに、欧米諸国の嫉妬を買ってること。
さらに日本は、満州国を拠点として、ソビエトロシア・ボルシェビキ共産主義に対する防波堤の役目をはたしているということを。
当時の日米の貿易総額が南アメリカ12か国の総量と同じ。ウィンウィンの関係で最良のパートナーであることを。
こんな素晴らしいアメリカ人も、死没年が不明というところが悲しい。

 

本書と同じ翻訳者・田中 秀雄氏が訳した、アメリカ人で、シナにおける鉄道の投資にかかわっていた人物の日本擁護論を想起する。
すでに1935年に正当な満洲史観がアメリカで上梓されていた。
日本の満洲国建国支援を正当に論理的に評価していたアメリカ人の活躍。

満洲国建国の正当性を弁護する  2016/ジョージ・ブロンソン リー (著), George Bronson Rea (原著), 田中 秀雄 (翻訳)
その存在を列強によって否定され、「日本の傀儡国」としてネガティブにとらえられてきた満洲国。だが満洲国建国は、四分五裂し、軍閥が相争う中国と決別し、新たな民主国家をつくる試みだった。
中国を知悉する米人ジャーナリストが、満洲国の正当性を米国民に向けて訴えた、切れ味鋭い「弁護論」。
原書1935年刊行。日米開戦直前に刊行された同時代の貴重な証言!待望の新訳。

満洲という民主的国家の建設こそは、中国が史上初の民主化というテストケースだったのだ。本書は戦後史観を根底からひっくりかえす画期的な訳本である。


 かれは言う。「満洲国は中国の領土ではない」
「『リットン報告書』はデタラメな裁判である」うえ、「満洲国は条約違反をしていない」、「いやそもそも中国は国家ではない」のだ、と。
 ブロンソン・リーは、当時のシナ大陸の実情を次のように活写している。
 「北京から江西省までの各軍閥は、中国で最も繁栄している地域を取りもどそうという気になった。そこでは張学良一派が三千万の人民から富を掠奪し、盗み、その歳入は南京政府に勝るとも劣らなかった。(中略)彼らの奇襲や虐殺によって無法状態が現出した。新国家の信用を失わせ、秩序生前とした政府を成立指せにくくするためである。揚子江の南にいるあらゆる急進的な指導者がお膳立てし、新たな戦争の種を撒いた」
にもかかわらずアメリカの遣り方は、この無秩序を助長するような愚かな対応ばかりしていたのだ。
 ――(似ているなぁ。ゾンビ国家に手を貸すいまのアメリカと)

 

これは日本人が思いつきもしない心理が作用しているからであると、その本質をずばり見抜いている。
当時、これほど慧眼なアメリカ人がいたことも別の意味で驚きではないだろうか。 
翻訳者の田中英雄氏の解説がまた素晴らしい。
悪質な創作ウソ話の「南京大虐殺」のことをわかりやすく解説してる。

ぜひすべての日本国民に読んでほしい。

 

併せて読みたい
暗黒大陸中国の真実』ラルフ・タウンゼント著 芙蓉書房出版