第三帝国 ある独裁の歴史 (角川新書) 2021/ウルリヒ・ヘルベルト (著), 小野寺 拓也 (翻訳) ヒトラーは東欧をいかに改造したか? 統治の全貌が明らかに。世界最高峰、最新研究を踏まえた入門書、ついに邦訳! 国民懐柔のために東欧は生贄にされた。

このテーマはとにかく我が日本では、翻訳者がくせ者である。
あとがきで、日韓の戦後処理に言及したり、あまつさえ「従軍慰安婦」について述べたりする連中は勘弁したい。
本書の小野寺 拓也氏は大丈夫そうである。
私の判断の基準、それは反日バカ左翼か、そうではないかである。
翻訳者は一種の技術者と考えて、気にしないという態度も無論あるだろうが、そうはいかない。
「戦後補償はドイツに見習え」という無知に基づく、かつて朝日新聞が始めたキャンペーンには辟易させられた。
だから、私たちも強い気持ちを持って反日バカ左翼を排除しなければダメだと思う。

 

ヒトラーは連立政権の首班として、政治家としてのキャリアをスタートしたということを忘れてはならないだろう。
ユダヤ人に対する態度も、まさかそこまではという「甘え」があったのではないか。
当のユダヤ人たちすらヒトラーの狂信性に気づいていなかった。

 

ユダヤ問題と日本の工作 海軍・犬塚機関の記録 犬塚きよ子(著)日本工業新聞社1982.9大手町ブックス
著者は海軍・犬塚機関、犬塚惟重大佐の奥方であり、第一秘書である。
犬塚氏は日本帝国の対ユダヤ人対策の最前線にいた人物であり、その秘書であった著者の証言は非常に重要なものと言えるだろう。
そんな犬塚きよ子氏がこんなことを書いている。


「戦後、私たちは600万名ものユダヤ人が、アウシュビッツその他の強制収容所ナチスによる虐殺を被った事実を知って慄然としたが、二千年来、亡国の民ながら世界一の硬い同族意識と、巧みな処世術を身に着けていたはずのユダヤ人がこの危機をなぜ避けられなかったかいう点も大きな疑問であった。それはユダヤ資本家のヒトラーに対する認識の甘さが先見の明を誤らせたのだと思われる。
 ヒトラー内閣が成立する1933年までナチスを資金的に後押ししたのはロスチャイルド家を筆頭とする欧州ユダヤ大財閥であり、ドイツの再軍備は当時世紀の死の商人といわれたギリシャユダヤ人のザハロフを通じてのチェコなどの軍需産業である。」

 

ヒトラーは今更ながらあれだけど、余程ユダヤ人が嫌いだったようだ。
本書でも紹介されてるが、「マダガスカル計画」というものがあった。
マダガスカル計画は、数百万のユダヤ人を取り扱うことを想定していた。 この計画の発案者は、  帝国と保護領およびポーランドの全占領地域からユダヤ人を一掃したいと考えていた。 
しかし、マダガスカル計画は具体化しなかった。この計画はフランスとの講和条約の結論次第であり、その条約はイギリスとの戦争状態が終わるかどうかにかかっていた。… 
 実現の可能性が薄まった時でさえ、もう一度この計画は、1941年2月初めにヒトラーの本営で、話題にのぼった。
その時に、党の労働戦線指導者ライが、ユダヤ人問題のことを持ち出したのである。 
ヒトラーは詳しい返答の中で、戦争がユダヤ人問題の解決を加速するであろうが、いろいろな困難も付け加わっていると指摘した。 
 彼が言うには、最初はせいぜいドイツのユダヤ人に対処することしかできなかったが、 今では枢軸国の勢力範囲全体でユダヤ人の影響を除去することを目標としなくてはならない。…自分は、マダガスカル計画についてフランスと話し合ってみよう。」
ラウル・ヒルバーグ、「ヨーロッパ・ユダヤ人の絶滅」柏書房、1998年 p301-302 

 

本書はドイツ人が書いただけに、甘い部分が目立つ。
ちと長いが皆さん勘弁な。
西尾幹二大先生の著作「国民の歴史」728ページ「33ホロコースト戦争犯罪」、「ナチ犯罪の本質」

ドイツの話がさっきから出ているのでちょっとついでに申しあげますけどもね。あのー、ドイツは、その、50年後の前の話は、もう忘れて、あるいは許されてと言うけれども、おそらく、ドイツは、1000年許されないだろうと、わたくしは思いますね。つまり、ドイツのやった事というのは日本のやった事と根本的に違う。

一つの民族を地上から抹殺するために、六百万の人間をですね、あのー、強制収容所に入れてガス室で殺したという、その犯罪はですね、えーと、恐らく、そら、スターリンが似たことをやっているかもしれないけれどもね、おそらく、全くですね、
日本の軍国主義なんかと比肩できるような問題じゃないんですね。

 

で、そこでですね、日、韓という関係でよく言われるのは、ドイツとポーランドの関係なんです。皆さんはね、ドイツのやった犯罪についてユダヤ人とかジプシーの事ばっかかり考えているかもしれないけれど、ドイツのやったポーランドに対する犯罪と言うのは凄まじくてですね、ドイツ人はポーランドの占領時代に、小学校4年生以上の教育は許さないと、100まで数え、500まで数えられるべく、自分の名前を書ければよいと、あとは、ドイツ人に従順な、奴隷を作るために、高等教育を受けたものは粛清されるべきだと言ってですね、実際に占領地、時代に百万人の指導階級が、虐殺されているんですよ。百万人ですよ。!!「移動虐殺部隊アインザッツグルッペン」で検索!!

 

そして、その、例えば学校の教師とか弁護士とかっていうのは軒並みに、理由もなく連れ去られて虐殺されているんですね。そうしてですね。そのようなことをやった、ポーランドとドイツの関係は複雑ですけれども、そのポーランドですらも、ロスケよりはいいと言っているんです。ドイツには文化があるからと、ロシア人のよりはまだいいと。

ドイツには文化があるからと、それが世界のね、歴史の凄まじい現実なんですよ。そこで比較して、比較で申しますよ。小学校4年生以上の教育を与えないと言った、
ドイツと、日本が、朝鮮民族の絶滅を考えたことが一度でもありますか、夢に見たことさえ無いでしょうそんな事。それどころか、日本人にして、なってくれと言ったんじゃありませんか。

いいですか、小学校4年どころか、京城には、京城帝国大学を作ったんですよ。京城帝国大学は、大阪帝国大学よりも前に作っているんですよ。その、台北にも帝国大学を作りましたが、そうして、それはどういうことを意味したかというと、日本の優越感だったでしょう、高等教育を与えてやっているんだぞ、という類の優越感があったことは間違いありません。
しかし、それが、その後に韓国に、切り開いた近代化の道に、何にも役に立たなかったなんてことは絶対にあり得ないはずです。それを素直に認めなければ、日、韓関係は、正常なものには、私はならないだろうと思います。すなわち、日本人が、韓国の、よく時々変な事を言う人がいるんですよね。 

www.youtube.com


西尾幹二反日派の欺瞞を暴露 

 

如何であろうか。
完膚なきまでに反日バカ左翼勢力を叩きのめしているのでないだろうか。

最近、ポーランドがドイツに戦後補償を求めてドイツ政府を訴えたというニュースがあった。
私見だが、ドイツはポーランドに賠償する責務があると私は思っている。
終了している、完了している日韓の問題とは無関係に、ドイツはポーランドに賠償する義務がある。
驚くべきことに、ドイツは何もしていないのだから。

 

アインザッツグルッペン で検索!!  
ドイツ国防軍の前線の後方で「敵性分子」を銃殺するために組織した部隊である。
こんなものと混同されてはたまらない。
皆殺しだからね。
身体障碍者やジプシーも殺してる。 
レスリング同好会(ドイツのヤクザ)機関銃で10万人みなごろしにしてる
ロシア人だけでなく、オランダ人もベルギー人もいずれ皆ごろす予定だった。

西尾幹二大先生の本に書いてあったが、 
大戦末期、ソ連軍が国境侵入し始めてるときに、 貴重な貨車で武器弾薬じゃなくユダヤ人を優先してせっせと運んでたらしい。
完全に倒錯してる。
戦争犯罪を全部ヒトラーナチスに押し付けて自分たちは知らん顔。
責任転嫁しなければ救われないよ、ドイツ人は。
日本と比べるのが根本的に間違ってる 

 

あと、なんだかんだいってドイツ文明って白人文明だから、バッハ、ベートーベン、ゲーテの国がなんであんな虐殺を! 
白人どもにはそういうひとに(他民族に)言えないショックがある。
まして、ドイツを持ち上げて日本を落とす? 
反日バカ左翼ども(日本学術会議)はどこまでクズなのか。

 

併せて読みたい


異なる悲劇 日本とドイツ (文春文庫) 1997/西尾 幹二 (著)
ナチスドイツの「ユダヤ人虐殺」と日本の「戦争犯罪」を同一視する無知に立脚した「戦後補償」論の欺瞞と誤謬を冷徹に解き明かす

↑名著中の名著。戦後、日本人が書いた中でベストスリーに入る名著。文庫で読めるのがうれしい。「戦後補償はドイツに見習え」という無知に基づく一部報道の過ちを検証し、日本人の戦争責任論の誤謬を鋭く解明してる。
  ホントにこの人しか、知らないの? 知ってて声を挙げない当時の状況がヤバすぎる。

野戦郵便から読み解く「ふつうのドイツ兵 」: 第二次世界大戦末期におけるイデオロギーと「主体性 」 (YAMAKAWA SELECTION) 2022/12/20
小野寺 拓也 (著)山川出版社