2023-10-14から1日間の記事一覧

努力論 (岩波文庫) 2001/幸田 露伴 (著) 「生年月日の数字を研究し続けて、ようやく把握することができた私の運命観は、「人生は何事も時期である」ということであった」金子 彰生

何をもって幸福とするのかという難問があるが、私が今まで読んできた中で最良の「幸福入門書」だと言えるかもしれない。根底に老荘思想がある。 全部すごいが、いちばん私が感銘を受けたのは、中での「分福論」である。誰しも一度は、この時は何をやっても好…

縮みゆく人間 Kindle版リチャード・マティスン (著), 吉田誠一 (翻訳) 早川書房 1956

久々に再読して感動を新たにした。しばらく、お付き合い願いたい。あのスピルバーグ監督のデビュー作「激突」(1971)の原作者でもある。ゾンビものの嚆矢でもある傑作、「I am regend 吸血鬼 地球最後の男」もほぼ同じ時期1954年に書かれている。 核実験に…