2023-09-27から1日間の記事一覧

文字逍遥 (平凡社ライブラリー) 文庫 1994/白川 静 (著) 漢字はその構造のうちに、古代の人々の思惟や生活の仕方を豊かに伝えている。想像を絶するほど広大な漢字の歴史世界をはるかに見渡し、そこに隠された精神史の諸相を鮮やかに捉えた達意のエッセイ集。

白川 静先生には、本当に感謝のほかない。先生に巡り会えて、例えば、真という字にかような意味があるとは、といったことを考えるようになった。 白川先生によると、真という字は、行き倒れの死人を本来表していると。さいしょに読んだ時の衝撃を忘れられな…